![お店の入口にあるサイン](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/3/9/710mw/img_399f0158c6aad86d1679c9b2b16678e1101739.jpg)
![記者が注文したフラットホワイトと手作りケーキ](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/9/c/750mw/img_9c21bd705003dbf1758b4e18fae6cd6891885.jpg)
![リーチ・マイケル選手が経営する「カフェ+64」](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/e/3/840mw/img_e3d23db1a3b6ea3b026fceded0a73f29130975.jpg)
ラグビー・ワールドカップ(W杯)で日本代表が初のベスト8進出を果たしたことは、かつてないほどのラグビー人気を呼んだ。そのお祭り気分の余波は、ニュージーランド(NZ)出身で日本代表の主将を務めたリーチ・マイケル選手が経営するNZ料理の店「カフェ+64」にもやって来ていた。
お店に行ってみた。場所は東京都府中市の分倍河原駅から徒歩10分のところだ。
営業は午前11時から午後4時までで、記者は10月27日(日)の午後2時前に到着した。余裕で入れて、経費でNZ料理をしこたま食べられるとほくそえんでいたが、甘かった。
店の前には行列ができていて、立って外で待つことに……。
住宅街にあるため、犬の散歩の人が通り過ぎる。近所の人はこう話した。
「W杯日本大会の前までは閑散としている日もあったんですが、W杯が始まってからはものすごい人気ですね。きょうも外に30人くらいの行列ができていましたよ」
店内では女性3人の店員が働いていて、その中には、リーチ選手の妹の姿もあった。
テーブル席が四つとカウンター席があり、全部で約20席あった。お客たちは、ソーセージや肉料理をおいしそうに口に運んでいた。
朝から何も食べずにやって来たので、すきっ腹にこたえる。
やがて、女性店員さんがやってきて、私の1人前の客の前に立った。
店員さんは手を広げ、
「もうフードは売り切れです。ここからは先は、飲み物と手作りケーキだけになります」
予想外の展開に、前に並んでいた男性客はガックリ肩を落とし、
「また改めます」
と言って帰ってしまった。
立って待つこと30分、ようやく席に案内された。
食事はなくても、少しでもNZの味覚を味わおうと、NZのビール「トゥイビール」を注文したが、
「すいません、それも売り切れました」(店員さん)
結局、NZのコーヒー「フラットホワイト」(350円、税込み、以下同)を注文。それに、手作りのくるみの入った「バナナケーキ」(200円)と「アーモンドケーキ」(200円)を注文した。