教育委員会の記者会見でも、被害者以外にも女性教諭を中心とした4人組の教諭からイジメを受けていた教諭がいることがわかっている。暴行を受けたという、教諭もいるという。イジメの中身も、熱湯の入ったあついヤカンを顔につけられる、ビール瓶を口に突っ込まれて、ビールを飲まされる、キムチ鍋の原液を飲まされるなど、さらなる陰湿なイジメの明らかになってきた。

 問題ではなく「事件」とも思われる内容だ。女性教諭について同僚がこう語る。

「手は出さないが口では、めちゃくちゃ言いますよ。『こら、お前なめてんのか』『言うこと聞かんか』とかとても学校の先生とは思えない言葉使い。『あんた欲求不満か、最近やってないのか』などセクハラのようなことを言われた先生もいます。記者会見でも認めていたが被害者がイジメを訴え出て、4人の教諭たちが事情を聞かれると『お前のせいで呼びつけられて、説教されてしまった』と激怒していた」

 被害にあった男性教諭は、今も登校できない状況が続いている。そして4人組の教諭も有給休暇をとり、学校には来ていない。

 卒業生の一人はこう嘆く。

「あまりに有名になりすぎて、東須磨小学校卒業なんて口に出せない。弟が小学校にいるけど、毎日、激辛カレーなどの話題ばかりで勉強どころじゃないと言ってます。被害者の先生は、いい人ですよ。こんなことで、児童、卒業生に格好悪い、恥ずかしい思いをさせて、先生たちは何考えているんだろう」

(本誌取材班) 

※週刊朝日オンライン限定記事