「いつもかっこいい先輩ですが、それ以上にかっこよく見えました」(同)

 試合では、松永さんも三塁側アルプススタンドを埋め尽くした大応援団の一員となり、グラウンド上の選手たちを鼓舞した。だが、初回に満塁本塁打を浴びるなど、八戸学院光星打線に圧倒された。

 試合終了後、アルプススタンドへ礼をする選手たちに、松永さんは唇をかみながら拍手を送った。

「あきらめずに最後までプレーできてよかった。(3年生は)普段は明るくて、試合になるとお互いを落ち着かせながらプレーできていて、頼りになる存在。1、2年生はまた甲子園に行けるよう、3年生を見習って努力してがんばってほしい。(自分は)まずはスコアを早く書けるようになります」(本誌・緒方麦)

※週刊朝日オンライン限定記事