●窓や雨戸はしっかりと鍵をかけ、必要に応じて補強する。
●側溝や排水口は掃除して水はけを良くしておく。
●風で飛ばされそうな物は飛ばないよう固定したり、家の中へ格納する。
●非常用品の確認。
●飛散防止フィルムなどを窓ガラスに貼ったり、万一の飛来物の飛び込みに備えてカーテンやブラインドを下ろしたりしておく。
●断水に備えて飲料水を確保するほか、浴槽に水を張るなどして生活用水を確保する。
●学校や公民館など、避難場所として指定されている場所への避難経路を確認しておく。
●普段から家族で避難場所や連絡方法などを話し合っておく。
●避難するときは、持ち物を最小限にして、両手が使えるようにしておく。
豪雨による浸水は、普段から危険な事態を想定した心構えができていないと、急に対応するのは難しい。
「自分が住む地域のリスクを知って、素早い避難につなげてもらいたい」
災害はいつ起こるかわからない。関根教授の言葉は重く響く。(本誌・羽富宏文)
■東京23区浸水危険度マップ
【浸水深が80センチ以上になると予測された地点】
・千石3丁目交差点付近(文京区)・四ツ谷駅周辺(千代田区・新宿区)・日比谷交差点(千代田区)・溜池交差点(港区)・第1京浜国道高輪2丁目付近(港区)・山手通り東山1丁目交差点付近(目黒区)・渋谷駅周辺(渋谷区)・中野五差路交差点付近(中野区)・山手通り中井駅周辺(新宿区)・北園交差点付近(練馬区)・光が丘駅前(練馬区)
※週刊朝日 2019年7月19日号