6月5日に開かれた結婚会見には、キューピッド役のしずちゃんも同席 (撮影/今村拓馬)
6月5日に開かれた結婚会見には、キューピッド役のしずちゃんも同席 (撮影/今村拓馬)
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 不惑も過ぎた「モテない芸人」山ちゃんこと山里亮太が結婚した。2カ月の交際で射止めたのは蒼井優。相方しずちゃんがキューピッド役として大活躍した。

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「しずちゃんが言ってくれたんです。まじめに頑張っていれば、いいことあんねんな、と。いろんな人に気持ち悪いと言われたり、炎上したりがあった。そんな世界でも一生懸命やっていれば、こんな素敵なゴールを用意してくれるんだと」

 モテない芸人への「メッセージ」を求められ、山里亮太はしずちゃんこと山崎静代とのそんなやりとりを披露した。

 そばのしずちゃんに目をやると、登場したときの威勢のいいボクシングパフォーマンスはどこへやら。唇を噛んで、今にも泣きだしそうな顔になっている。

 ここは6月5日に開かれた、南海キャンディーズの山里亮太と俳優の蒼井優との結婚会見場。

 記者から「涙ぐんでいるように見える」と指摘されたしずちゃんは、「いやあ目にゴミが入っちゃって」とお約束のボケをかまし「すごい古いタイプ!」と山里にツッコまれてから、こう語るのだった。

「よくぞこんなクズを、素敵な優ちゃんがもらってくれた。うれしいですね」

 今どき芸能人の結婚発表は、自筆のファクスや事務所ホームページで、ペラ1枚のお知らせがほとんど。ちゃんとセッティングされた芸能人の結婚会見は、2016年3月の片岡愛之助と藤原紀香の会見以来ではないかな。

 それもこちら、季節外れの「エープリルフール説」や、「ドッキリ番組説」も出たくらい。寝起きに2人が結婚したことを告げるネットのニュースを見て、少なくとも全国10万人くらいは、ベッドから転げ落ちたと推測されるほど、驚きの組み合わせだ。

 会見には、数百人のマスコミが詰めかけて、会場はまれに見る熱気に包まれた。まずはそこで語られた、2人のなれそめからおさらいしよう。

 キューピッドになったのは、しずちゃんだ。蒼井とは06年の映画「フラガール」で共演。以来、親友となり、昨年12月には、山里のピンチヒッターとして登場したラジオ番組で、蒼井から、「山ちゃんを尊敬している」と告げられたことを話している。

 その後、しずちゃんを交えて食事などをし、4月の頭に、山里が蒼井に告白して、まさかの交際に発展する。ただし、トップシークレットだった2人の交際は、発表の約1週間前まで、しずちゃんにさえ知らされることはなかった。

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