レーザー照射の際、前日か来院前に、脱毛したい部分を自分で剃毛しておくように指示された。
正直、こんなところを奥深くまで自己処理した経験はないので、困惑した。Vラインはともかく、IラインとOラインは自分で目視することさえできない。仕方がないので適当にかみそりを当てていたら、どこかを切ってしまったようで鮮血がポタッ。ひゃーっ。
ムダ毛なんて自己処理で十分と思っていたけど、ここは難易度が高すぎる!
照射の当日、クリニックを訪れると個室に通され、下半身のみ服を脱いだ。
腰に大きなタオルを巻いて、待っているように言われる。担当の看護師さんに傷のことを申告すると、「見た目にはわからないほどになっているので、注意しながら当てていきますね」と言われ、少しホッとした。
VIOは体毛の中でも脇と並んで毛が太いので、痛みを感じやすいのだとか。このクリニックでは塗るタイプの麻酔と吸うタイプの麻酔が別料金(それぞれ3240円、税込み)で用意されている。塗るタイプは痛みを軽減し、吸うタイプはリラックスして痛みを紛らわせる効果があるというが、使わない人も大勢いる。
麻酔を一切用意していないクリニックもあるので、まあ我慢できる程度の痛みなのだろう。でも、私は初めてだし、やっぱり怖い。麻酔をお願いしてしまった。
本当は両方使いたかったのだが、塗るタイプは効くまでに1時間かかるという。吸うタイプのみにした。
ガスが出るチューブを鼻につけてもらう。まずは仰向けとなり、脚は閉じたまま横になる。
「では、テストしますね」
看護師さんがそう語りかけ、Vラインの上のほうにレーザーを当てた。
パシッ、という衝撃が走る。強くて熱い霧吹きを当てられたような感覚だ。
「大丈夫です」と答えるといよいよ本番。まんべんなく左右にずらしながら、下のほうへ照射していく。
すると、だんだん痛くなってきた。「下へ行くほど痛いんです」。看護師さんが申し訳なさそうに教えてくれた。うっわー、痛い!