昨年10月に元フジテレビアナウンサーの河野景子さんと離婚した、元貴乃花親方の貴乃花光司さん。景子さんとの馴れ初めや自身の恋愛経験、再婚などについて、作家の林真理子さんがうかがいました。
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林:(河野)景子さんのときは、親方の一目ぼれだったんでしょう?
貴乃花:アナウンサーのときに知ってたんです。「きれいなお姉さんだな」みたいな感じでしたね。そのあとフリーになってから再会して、それから結婚までは早かったです。でも、二人でごはん食べたとかいうことはなかったですね。
林:えっ、それで結婚が決まったんですか。
貴乃花:はい。再会したとき、ちょうど私の横綱がかかってる場所で、毎晩電話があって相手をしてくれてたんです。プレッシャーがありましたけど、全勝できて、「やっぱりこの人かな」という感じで。
林:親方、女の人にグイグイという感じじゃないんですね。どうやって結婚まで行ったのか、ほんと不思議。
貴乃花:あんまりそういう経験がなくて、グイグイっていう行き方がわかんないです。八つ上だったので、安心感があってすんなり行けたのかな。恥ずかしいんですけど、一般の46歳の同世代の人に比べて、女性経験っていうんですか、それはたぶん少ないと思います。家庭生活以外は全部相撲でしたから。
林:じゃあ、景子さんからグイグイだったんですね(笑)。
貴乃花:いや、なんかわかんないうちにそうなったというか。でも、最初に電話かかってきたのはあちらからですね。
林:失礼ですけど、親方、恋愛はすごく不器用そうですね(笑)。
貴乃花:弱気なのかもしれないですね。関取になる前も、地域の運動会なんかで女性と手をつないで一緒に走る競技があっても、手の握り方がわからなかったです。お母さんの手しか握ったことがなかったので(笑)。今も、飲んだら女性に多少話ができるかな、という感じです。
林:そんなレベル? いやァ、びっくり(笑)。日本一のイイ男で、女優もタレントも思いのままという時代もあったのに。