丸山茂樹氏が米・サンディエゴのPGAツアーに参加した松山英樹選手、タイガー・ウッズ選手のプレーを解説する。
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米PGAツアーの「ファーマーズ・インシュランス・オープン」(1月24~27日、米カリフォルニア州サンディエゴのトリーパインズGC)で、松山英樹(26)が3位に入りました。
2017年8月の「WGCブリヂストン招待」以来のトップ3で、今シーズン4試合目で初のトップ10入りでした。その前の週にロサンゼルスで会ったんですけど、今年の初戦で51位に終わった「ソニー・オープン」は、会場のワイアラエCCが得意じゃないって言ってましたね。パットがまったく入らない、って。ショットはそんなに悪い感じじゃなかったんでしょうけど、やっぱりパットが入らなくて、それがショットによくない影響を与えてしまったんでしょうね。
それがサンディエゴでは初日から好スタートを切れて、雰囲気をつかめたんじゃないでしょうか。まあ3日目がちょっと惜しかったですけどね。
締め切りの関係で結果まで触れられませんけど、英樹にとって2年ぶり3度目の優勝がかかる「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」(1月31日~2月3日、米アリゾナ州スコッツデールのTPCスコッツデール)が楽しみです。いわゆる優勝予想にあたる「パワーランキング」のトップで臨みます。英樹の場合、パットですべてのリズムがよくなったり悪くなったりするんで、まあとにかくパットが入ることを期待して、見たいと思います。
さて、サンディエゴで今シーズン初戦を迎えたタイガー・ウッズ(43)は20位でした。僕が見てる感じでは、タイガーの不安な部分ってのはティーショットだったと思うんです。ただ今回に関してはティーショットも非常によかったですし、優勝争いをしてないからいいのかどうかは分からないですけど、僕の中では、いまこのゴルフができたってのは自分で自分に高評価をしてるんじゃないかと。一昨年や去年なら、久々に出てきた最初の試合はもう、全然ダメだったですからね。