うつ病を克服し、偏差値29から東大に合格。ベストセラー『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』の著者・杉山奈津子さんが、今や3歳児母。日々子育てに奮闘する中で見えてきた“なっちゃん流教育論”をお届けします。子どもは、最初は免疫が弱いので、しょっちゅう風邪をひきます。
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幼稚園や保育園にいくようになると、すぐに友達の風邪をもらってくるので、薬で苦労する人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、風邪のときに便利だったモノと、薬について書いてみます。
■鼻水をとる器具で、母親ののどにダメージ! 親子で共倒れ
子どもは大人よりも、鼻と耳をつなぐ耳管が短く太いため、鼻水が耳のほうにいって中耳炎になりやすい性質があります。私の息子は普通よりもさらに短いらしく、頻繁に中耳炎になります。
さらに、鼻がつまりやすい体質ということもありました。赤ちゃんの頃は自分で鼻水を出せないので、薬局に置いてある鼻を吸う器具をいろいろ試したのですが、なかなか「これだ!」と思えるものはありませんでした。
母親がチューブから息を吸って鼻水をとる器具は、鼻水自体は真ん中のボトルにたまってくれますが、やはり母親ののどにダメージがきます。そもそも鼻水が風邪のウイルスを含んでいるので、当然といえば当然です。おかげで、親子ともども風邪をひいて倒れることがしょっちゅうでした。下にポンプがついていてペコペコ押して吸い取るものは、嫌がってじっとしてくれないので、なかなか吸えませんでした。
そこで結局、電動の鼻吸い器を買うことにしました。少しお金はかかりますが、息子のしょっちゅう鼻がつまる体質と、母親も風邪のダメージをくらって病院にいくことを考えると、買ってよかったと思えます。
病院からは「持ち運びが可能なもの(少しお安い)は吸引力が弱いからおススメしない」と言われたので、結局は1万5千円ほどのものを買ったのですが……嫌がっていても鼻に先端のシリコーンチューブさえ入れてしまえば鼻水を簡単に吸引できるので、かなりラクになりました。