加藤:嬉しいです。ありがとうございます。
林:そしたらブレークに次ぐブレークで、バラエティーのほかに映画にも、「真田丸」(2016年NHK大河ドラマ)にも出ちゃうし。
加藤:ああ、出ちゃいましたね。バラエティーの印象がずっと強かったんですけど、徐々に役者のほうでも潤ってまいりました(笑)。
林:もともとは舞台をやってらした俳優さんなんですよね。
加藤:そうなんですよ。子役からやってるんですけど、子役時代もバラエティーが多くて、中学あたりから徐々に役者をやっていきました。でも、知名度とかそんなになかったので、大学ぐらいまではお仕事あんまりできていなかったんです。
林:大学は多摩美(多摩美術大学)ですよね。
加藤:はい。そこで野田秀樹さんと出会って、野田さんの舞台にも出させていただいたので、多摩美に行けてほんとによかったです。
林:キレキレのダンスはできるし、演技は野田さんのところでやってたし、何でもござれじゃないですか。
加藤:いやいや、まだいたらぬところがいっぱいあるので、大人になるにつれてもっと磨いていって、誰にも負けないように頑張らないとな、と思います。
林:大学はちゃんと卒業なさったんですか。
加藤:(胸を張って)はい! ちゃんとしました。
林:大学では舞台芸術を勉強したんですよね。
加藤:はい、そうです。おもに舞台のほうを勉強しました。
林:そこまで基礎を勉強したのに、ブレークしたのがバラエティーっていうのは、ちょっと不本意なところがありました?
加藤:いや、ぜんぜん不本意じゃなかったです。お仕事がないときのほうがしんどかったですね。知名度が大事だと思ったので、これでコンスタントにお仕事ができるようになるんじゃないかなと思いました。やっとスタートラインに立てたような気持ちでした。
林:バラエティーでの加藤さんしか知らない人は、今回の映画(「ギャングース」11月23日公開)のシリアスな加藤さんを見て、びっくりしちゃうかもね。
加藤:アハハハ。そうかもしれません。