「吐き気や口内炎などで食事が難しくなったり、神経がマヒして歩きにくくなったりすることもあります。高齢の患者さんにとって、食事や外出は楽しみの一つ。副作用で食べられなくなって栄養が不足し、動かなくなって筋力が低下したら、本末転倒。逆にそういう副作用でも乗り越える力があれば、抗がん剤治療を勧めるかもしれません」
勝俣さんは言う。
「抗がん剤治療の目安は実年齢ではなく、生理的年齢。臓器機能や合併症などがあるかなど、多面的な評価が必要です。何より、本人がこれからどのように人生を送りたいのか。意思を確認することが大事です」
※週刊朝日2018年11月2日号
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