10月21日にブログで現役引退を発表した、卓球の福原愛(29)が23日、都内で引退会見を行った。2016年に台湾代表の江宏傑(29)と結婚。キスを連発しても、はたまた夫婦のラブラブが伝わる写真をたくさん投稿しても、台湾では「理想の家族」と好意的に受け入れられている。現地で見せる福原の素顔を、台湾メディアの記者らが語った。
記者会見に花柄のワンピース姿で登場した福原愛は「(引退は)自分中心でなく、一歩引いた時に、役回りとか立ち回りとか自分が何をすれば、どんなことをしたら喜んでもらえるかと思ったら、今回の決断になりました」とスッキリした表情だった。福原の引退には日本だけでなく、現在の居住先である台湾でも注目を浴びており、台湾メディア記者からも質問が飛んだ。
会見の終盤、福原は台湾の中央通訊社東京支局の楊明珠記者から「台湾の暮らしは幸せですか?」と日本語で質問され、「台湾のみなさまにはよくしていただいて、とても幸せに暮らしています」と笑顔で答えた。
会見後、楊記者は「愛ちゃんが子持ちでもあるし、現役を引退するのは薄々感じていました」と話した。
福原はロンドン五輪とリオ五輪の女子団体で銀メダルと銅メダルを獲得した。2016年9月に台湾代表の江宏傑と結婚し、女の子に恵まれた。現在は台湾の高雄に住んでいる。
福原は会見で、
「娘は台湾のお義父さんとお義母さんが面倒をみてくれて、その間にこういった仕事をさせていただいている。感謝の気持ちを忘れずにいきたいなと思います」
と、子育ての様子を一部披露した。
既に台湾に住んでいることもあって、台湾を中心に中華圏での活動を広げている。この1年は、台湾のネットテレビでリアリティー番組に夫と参加し、キスを連発して話題を呼んだり、CMでの露出が多かったりすることもあって、「スポーツ選手というよりは有名人として見る人が多い」(楊記者)という。