Q 人生の転換期を迎えて、吉田選手自身はどう過ごしていましたか。
吉田 最初は甲子園を目指して、甲子園に出ているチームを追いかける立場だったんですけれども、チーム全体として甲子園を勝ち上がっていく中で追われていく立場になっていった。そこで気を抜かずに、自分たちは自分たちのやることをしっかりしていこうというと思っておりました。
Q 特に吉田投手への注目が集まっていました。ご自身でこの数カ月間で大きく変わったと実感することはありますか。
吉田 甲子園前よりは注目のされ方が変わったというのが一番大きいと思います。
Q それに対してポジティブに受け止めたのか、不安な気持ちがあったのか、何かありましたか。
吉田 周りの環境は変わったんですけれど、野球のなかではしっかり自分の今まで通りのプレーをしようと思っていました。
Q 以前、吉田選手は巨人が好きだ、巨人に入りたいと言っていたと思うのですが、その気持ちは今も変わらないですか。
司会 特定の球団に関する質問は控えるようにお願いいたします。
Q 吉田選手の中には特定の球団が心の中にあるのでしょうか。
吉田 プロの世界に入れるのであれば、チームは関係なく、どんなチームに行っても努力しようと思っています。
Q たくさんの人と話し合ったといいますが、吉田選手に迷いはありましたか。
吉田 環境が甲子園に出て急に変わったので、冷静に受け止められなかったので、そこは少しだけ迷いはありました。客観的に自分を見た中で、しっかりプロの世界でも通用するのかっていうのを考えられなかったので少し不安でした。
Q その中でも最終的にプロに行くっていう要因は何だったんですか。
吉田 今まで、国体、甲子園、U18で経験してきたことが決め手でした。
Q 吉田選手を目標にしていく後輩選手へはどんな言葉を残したいですか。
吉田 自分を目指すより、自分よりも上のいい選手になってほしいと思っています。
Q 野球以外で日常生活で変わったことはありますか。
吉田 甲子園が終わって、国体もあったんですけど、空いている時間も野球に費やそうという意識が甲子園へ行く前より変わったかなと思います。