東京医科大の不正入試問題や、自民党の杉田水脈衆院議員のLGBT差別発言などから、作家・室井佑月氏はこの国の現状に苦言を呈する。
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いやぁ、びっくりしちゃったな。東京医科大学は、裏口入学だけでなく、女子受験生の得点を一律に減点しておったのか!
子どもたちに、伝えたくないニュースだよ。
だってこの国では、どんな親のもとに生まれたかが大事で、男であることが大事で。
結婚や出産を機に職場を離れる女性医師が多く、系列病院の医師不足を回避する目的だったというけれど、結婚も出産も女だけでするもんなの?
出産しないと生産性がないといわれるしさ。
子どもが小さいときくらい女は家にいろ、といわれたり、労働人口が減っているからこれからは女も働け、といわれたり。
自民党の杉田水脈議員のLGBT差別発言が問題となっているが、今の自民党主流派の人々は、ほんと差別が好きだよな。人権意識が低い。
歴史の本を読んでいると、人間には本来、そういう残酷なところがあるのかもしれないとは思う。だからこそ、そういうのをやめようと、意識しながら生きていくのが、正しい今のあたしたちのあり方なんだと思ってた。
が、安倍政権になってから、真逆に進んでいるようで。
男であっても女であっても関係ないし、仕事を好きな女がいても、家事が好きな男がいてもいいじゃんか。
子どもを産む産まないにしても。
なんで、一握りの権力を握っている人たちに、こうしろああしろと、上から目線でいわれなきゃなんないの? そんなにあの人たちは立派か? ほっといてよ。
超少子高齢化だから、そういわないといけないというならば、うちらその他大勢の人間に、子どもを作りたい気分にさせて。
超少子高齢化で労働人口も減り、これから大変だっていうなら、いつまでもメチャクチャな税金の使い方すんなよ。
うちらから吸い取った血税を、自分たちの利害関係で使いまくるのはやめてほしい。