


<【大きな願望】プロ野球球団を持ちたいです。球団経営を通して、ファンや選手や地域の皆さまの笑顔を増やしたい。みんなで作り上げる参加型の野球球団にしたい>
衣料品通販サイト「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイ(本社・千葉市)の前澤友作社長(42)が7月中旬、ツイッターで突如としてこうつぶやいた。
千葉ロッテの本拠地球場の命名権を2016年に取得し、「ZOZOマリンスタジアム」としただけに、ロッテ買収の観測が急浮上。山室晋也・球団社長がすぐに否定し、火消しに走った。
ただ、前澤氏の思いは熱いようだ。
シーズンオフに球界へプランを提案すると表明。ツイッター上では、元近鉄の中村紀洋氏が<皆で作るZOZO球団に僕が貢献で来る事があれば嬉しいです>、元ライブドア社長の堀江貴文氏が<ひっそりと動いている16球団化のキーマンを前澤さんに紹介しときましたよ>とつぶやくなど、応援の声も広がる。
前澤社長率いるスタートトゥデイは、10月に社名を「ZOZO」に変更する。仮に球団を手にすれば、認知度をより高めることにつながる。実現の可能性は、どの程度あるだろうか。元ロッテの投手で、ソフトバンクの球団経営にもかかわった江戸川大学の小林至教授(50)はこう指摘する。
「球団に限らず、企業買収の情報が表に出る時は、大詰めまで来たか、もう可能性がなくなっているか。今回のケースは後者ではないでしょうか。売り手と買い手の双方が望まないとできないし、野球界は敵対的買収をできる業界でもない」
ハードルは限りなく高そうだが、経営計画でも「ファッション革命を起こす!」「前澤フルコミットで突き抜ける!」など、大胆に宣言する前澤氏だけに、何が起きるかわからない。
会社経営と球団買収への思いにとどまらず、最近は女優・剛力彩芽(25)との熱愛も報じられている。
二人はサッカーW杯ロシア大会決勝の観戦に訪れ、競技場前のほぼ同じ場所で撮ったと思われる写真を、それぞれのインスタグラムに投稿した。翌日そろって日本へ帰国したとみられ、一緒に音楽イベントに参加したようだ。剛力は二人の時間を楽しむコメントをSNS上に残している。
交際の行方について、芸能ジャーナリストの佐々木博之さんはこう話す。
「まだ25歳の剛力さんにとって、大金持ちの世界は新鮮で、雲の上に乗っているような気分なのかもしれません。二人は年齢差がありますが、そのまま結婚までいってしまう可能性だってあると思います」
一方で、芸能リポーターの石川敏男さんはこう危惧する。
「(剛力は)好きになったら色々見えなくなる。お付き合いすること自体はいいですけど、『なんだかんだいって、やっぱりお金(目当て)じゃないの?』と見られてしまうお相手ではあります。タレントイメージにとっては良くないです」
前澤氏を巡るプロ野球球団と剛力彩芽の行方。しばらく目が離せない。
(本誌・太田サトル、大塚淳史)
※週刊朝日2018年8月3日号より加筆

