今回の件で、片山は自分自身の練習にこだわったみたいですけど、やっぱり火曜日の練習ラウンドでじっくりやっとかないと。僕らの世界はお客さんあってのことだし、プロアマではお客さんも一緒にプレーしてますからね。
僕はプロアマで練習したいときは、お客さんに大きな声で「練習でもう1球打たせてください」「ここからアプローチ打たせてください」ってお願いしてましたね。でも最近はホスピタリティーの部分が重視される時代になりましたから、そうもいかないでしょう。
プロアマを大事にしなきゃいけない、なんて重く考えなくたっていいと思うんです。お客さんとゴルフを通じて楽しく一日を過ごせるようにと考えればいい。あまりにも「頑張って盛り上げないと」となると、余計にプレッシャーになるじゃないですか。だから自然にゴルフをして、楽しい会話をして。会話が苦手だったら、レッスンに切り替えてもいいと思いますし、いろんな方法があると思う。
試合ができてるのは、支援してくださるスポンサーさんがいるから。プロゴルファーも社会人なんだから、そのへんはしっかりやらないといけないですね。
※週刊朝日 2018年6月29日号