78歳の王貞治さん、67歳の清水国明さんが、続けざまに再婚を発表した。清水さんは4度目の結婚。“人生100年”の時代、60代、70代でも新たなパートナーと過ごす時間はたっぷりある。3回婚、4回婚も珍しくなくなりつつあるいま、心がけたいこと、準備したいこととは?
「このたび、4度目の結婚をいたしました。本当にありがとうございます。すみません」
6月3日、タレントの清水国明さんが、自身がレギュラー出演する「噂の!東京マガジン」(TBS系)で、3月に25歳下の一般女性と4度目の結婚をしたことを報告した。
6月1日には、ソフトバンクホークスの王貞治球団会長が、10年以上身の回りの世話をしてくれた一般女性との再婚を発表。
「人生100年時代」と言われる昨今。
比較的早い段階で離婚や死別などをしてしまった場合、その後長い残りの人生をひとりで過ごすことになることもある。王さんは2度目ではあるが、3回、4回という複数回の結婚も、珍しくない時代が訪れているのだ。
夫婦問題研究家の岡野あつこさんは言う。
「世間体がとか、子供のためにとか、経済的な面だとか。今までの『我慢』を中心とした結婚観の時代から、自分自身の幸せを優先させて、離婚・再婚という選択をする時代になってきています。たとえば子供のために我慢するのではなく、再婚することによって自分が幸せになることで、子供や親も幸せにできるのであれば。そう考えて選択する人は増えています」
岡野さん自身も、初婚は28歳、56歳のときに24歳年下の男性と再婚したのち離婚という経験をもつ。
「50代になって仕事が落ち着いたときに、再婚したくてたまらなくなっちゃったんです。最後にもう一度幸せになりたい。女性の場合には、あくなき幸せの探求というか挑戦する気持ちが強い人、幸せの定義が結婚にある人が、複数回結婚するのではないでしょうか」
いっぽうで、複数回結婚する男性側について、岡野さんはこう言う。