プロゴルファーの丸山茂樹氏が、「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」に参加した心境や今後の目標などを語った。
* * *
いやあ、久々の試合に出てきましたよ。第10回を迎えた「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」(5月5~6日、千葉・麻倉GC)です。前回の出場が2016年9月の「ANAオープン」でしたから、約1年半ぶりでしたね。
実はその3日前、この連載の特別版で脳科学者の中野信子さんと対談したんです。その模様は来週号で掲載予定ですので、楽しみに待ってくださいね。そのときに試合に向けて脳科学的なアドバイスをもらったんですけど、結局、初日は体がフワフワ浮いてるような感じで。2日目はちょっと落ち着いてきたんですけど、集中力が持たなかったっていうか。そんな感じで2日間が終わっちゃいました。73、77の6オーバーで、「プロの部」28人中26位でした。
とにかくブランクを実感したのが、技術うんぬんより集中力が持たないってことですね。頭がどんどん、どんどん疲れてきて、雑になっちゃう。「もういいや」みたいな感じで。訓練していかないと厳しいですね。これが通常の予選、決勝ラウンドの4日間だったら、相当しんどかったと思います。集中力の出し方をよみがえらせないと。ゴルフはトータルバランスだってのを改めて感じました。ほんとに難しいです。
スタートホールで名前を呼ばれてギャラリーのみなさんに拍手してもらうのもうれしいんですけど、舞い上がっちゃいましたね。それでも楽しかったですよ。苦しんでる自分もね。体のどっかにプロゴルファーとしての魂みたいなものは残ってんだなというのは、間違いなく感じましたね。
いまの目標は50歳になる来年の9月以降、アメリカのシニアツアーにあたる「チャンピオンズツアー」に出ることです。でも、まったく通用しないようなゴルフしかできなかったら断念します。その決断をする時期まで、どういう努力をしていけるかが大事と思ってますね。