岩合光昭 (c)Iwago Photographic Office
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撮影/岩合光昭 (c)Iwago Photographic Office

 動物写真家・岩合光昭さんが見つけた“いい(こ)”を紹介する「今週の猫」。今回は、チリ・マイポ渓谷の「親しき猫(にゃ)か」です。

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 5000メートル超の高峰が連なるアンデス山脈と太平洋に挟まれた、南北に細長く平地の少ないチリでは、多様な気候、標高を生かした農牧がされている。

 首都サンチャゴから約40キロに位置するマイポ渓谷。標高2300メートル、瑞々しい草を求めて放牧される山羊とともに、鶏、犬、そして猫がいた。

夏になると皆で低地から移動すると聞く。穏やかに共存しているのだな──と思いきや、突然、白猫が鶏に猫パンチ! どうやら近づきすぎたらしい。親しき仲にも礼儀あり、なのですね。

デジタル岩合 http://www.digitaliwago.com/

週刊朝日 2018年3月9日号

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