プロゴルファーの丸山茂樹氏が、松山英樹選手の故障を心配する。
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心配ですねえ。松山英樹(25)です。3連覇のかかっていた「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」(2月1~4日、米アリゾナ州スコッツデールのTPCスコッツデール)の初日に左手の親指付近を痛め、翌日から棄権しました。
その夜に偶然、ロサンゼルスのレストランで英樹たちに会ったんです。深夜便で日本へ戻るために、ロスで食事だけしてたんでしょう。英樹は「もしかしたら、しばらく休むかもしれません」って言ってましたね。「今回はいままでとちょっと違う痛みなんで、ビビってます」と。1カ月ぐらいは休むことになるんじゃないでしょうか。
13番(パー5)でドライバーを打つとき、バックスイングでいきなり激痛が走ったんですって。僕も同じ左手親指付近の痛みでずっと悩んでるんですけど、バックスイングで痛くなったことはないんです。少し場所が違って、英樹は親指の第二関節の右付近ですね。僕が痛めてる付け根(第三関節)のところから二股に分かれた神経が通ってるんですけど、たぶんその内側の、手のひらのほうに通ってる神経に何かが触れてるか、そこの靱帯(じんたい)を損傷したかでしょうね。精密検査の結果が、あんまり悪くなきゃいいですけどね。
4月にはマスターズもあるし、焦る気持ちもわかりますけど、将来のことを考えるとね。僕の経験からも、この箇所はしっかり治さないと結構シビアな問題になってくると思いますから。そうなる前にしっかり解決してほしいなと思います。