真っ先に見つけたのが、パナソニックの脱臭ハンガー。先のナノイーXが搭載されていて、スーツやコートなどをかけるだけで花粉がとれるという優れもの。本誌連載「楽屋の流行りモノ」でも取り上げ、放送作家の山田美保子さんが注目していた商品だ。

「僕の周りでも買っている人が多い。花粉だけでなく焼き肉のにおいもバッチリ取れます」(藤山さん)

 脱臭ハンガーは一度に1着だけしか対応できないが、何着もある場合や、ついでに枕やぬいぐるみについた花粉もとりたいという人向けなのが、LGエレクトロニクス・ジャパンのLGstyler。見た目はコンパクトな衣類ダンスで、その中に花粉がついた衣類を入れると、スチームと振動により花粉を除去してくれる。

 進化が著しいロボット掃除機も花粉症対策に活用できる。藤山さんは、ルンバでおなじみアイロボットのブラーバに注目。

「これはゴミを吸い込むタイプではなくて、拭き取るタイプの掃除機。雑巾掛けの要領で水拭きして花粉をとってくれます」(同)

 掃除機で花粉が舞い上がらないよう、モップ掛けをしている人もいるだろうが、これがあればもうモップ掛けもロボットにお任せだ。

 ちなみに、これから花粉除去を念頭にサイクロン式の掃除機を購入する人は、フィルターを見よう。藤山さんは「『HEPA(ヘパ)フィルター』を使っているかどうかチェックを」とアドバイスする。

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