ファンとの交流会に臨む清宮には、早くもスターの風格が (c)朝日新聞社
ファンとの交流会に臨む清宮には、早くもスターの風格が (c)朝日新聞社
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「受け答えがシッカリしてて、しかも、我々マスコミが“使えるコメント”をしてくれて、本当に有り難い存在です」

 スポーツ紙デスクがこう語るのは、日本ハムドラフト1位で入団した清宮幸太郎選手(18)のこと。今年に入ってからだけでも、1月11日に行われたNPBの新人選手研修会で野球殿堂博物館の王貞治氏の展示を見学したときは「いずれは自分もここに名前を連ねたいなという思いが湧いてきました」と言い、14日に2軍の本拠地、千葉・鎌ケ谷で行われた歓迎式典でファンから将来獲りたいタイトルを問われると「三冠王を獲りたいです」と答え、大きく報じられていたものだ。

「高校からプロ入りしたばかりだから、目標は開幕1軍で新人王を目指します、ぐらいのコメントが普通です。まだ一度もプロの打席に立っていない選手が“殿堂入り”とか“三冠王”とか口にするなんて、すごいビッグマウスで、普通なら、何言ってんだ、と反感を買いますよ。だけど彼の場合、そうはならない。むしろ、そのくらい言ってほしい、と思わせてくれるほどキャラが立ってて、逆に『目標は1軍定着』とか言ってたらドッチラケでしたよね(笑)」(スポーツ紙デスク)

 ビッグマウスでも反感を買わない……「それが彼の持ち味」というベテラン記者は、ラグビー・トップリーグのヤマハ発動機で監督を務める父・克幸氏の影響を指摘する。

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