「BTSはまさに、SNS時代の申し子。スマホが普及していなければ、K−POPはここまで人気が出なかったかもしれません」
とはいえ、グループ自体の魅力がなければ、ファンはつかない。その点、韓国は完成度の高いグループを生み出せる土壌がある。
「現在、韓国にアイドルは200組余りいるといわれています。そのうち、テレビに出演できるのは上位十数組。さらに、各芸能事務所は練習生といってデビュー前のアイドルの卵を多数抱えているのです」
徴兵制という韓国の社会事情も影響。ボーイズグループは徴兵の上限年齢までに、結果を残さないといけないという危機感が常にあるという。
人気グループの輝きは、果てしない競争の産物。2018年も、K−POPから目が離せない。
(本誌・鎌田倫子/酒井美絵子)
※週刊朝日 2018年1月19日号