今年9月16日の引退を前に紅白でのパフォーマンスも話題になった安室奈美恵。彼女のものまねで活躍するのが、中森あきない。今の心境を聞いた。
芸名でわかるように中森明菜のまねで知られる。レパートリーは幅広く、松田聖子、倖田來未、浜崎あゆみ、工藤静香……。ほかに「安室奈美似」という名前も持っている。今は安室奈美恵の引退表明をきっかけに、テレビやショーに引っ張りだこだ。
「ずーっと安室ちゃんの研究ばっかりやっていて、“安室ノイローゼ”になりそうだったことがあります(笑)」
そっくりさんになるには顔やしぐさがポイントだという。
「安室ちゃんはたれ目で目が離れているんです。だから、最大のポイントはたれ目メイク。髪の毛をいじりながらちょっと丸いおでこを出して、下を見てしゃべるという感じ」
安室といえば踊りも重要だ。
「安室ちゃんは空手を習っていたことがあるんですよ。だから、軽く踊っているんだけど、キレがいい。空手の型でポーズを取ると安室ちゃんぽくなる」
熱狂的な「アムラー」も多いため、トークでの発言には気を使う。さらに気がかりなのが、引退まであと8カ月しかないこと。
「安室ちゃんにはやめてほしくない。そうすれば私も歌い続けられますから(笑)」
(本誌・上田耕司)
※週刊朝日 2018年1月19日号