妻:私たちはそれぞれ得意なもの、苦手なものが違って、うまく補い合っているんです。私は料理が得意じゃないけど、彼は上手だし。

夫:でも僕は食器洗いや洗濯が嫌い。

妻:私はあまり社交的じゃないんだけど、彼はすごく社交的で人づきあいもうまい。私、人の名前も全然覚えられないし。

夫:僕はそれ得意。僕らは好きなこともまったく違う。僕は運動が好きだけど。

妻:私、運動しませんから。

夫:僕はだいたい走ってれば幸せで、5年くらい前からマラソンをやっている。

妻:パリマラソンも2回行ったね。彼は語学ができるから、海外でも助かります。普段外食するときも、店選びもメニューもすべて仕切ってくれるからラク。

夫:それ、うちの息子もうまいよね。

妻:うまいうまい。

野宮真貴は「ほどほど」がうまくいっている? プロの夫の見立てへつづく

(聞き手・中村千晶)

週刊朝日 2017年12月22日号より抜粋

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