林:そうなんですか。相当な能力と聞いてましたが、違うんですね。
石破:相手が攻めてきたら、追い払う能力はすごいんです。しかし、向こうまで攻めていく能力はゼロ。「それでも行け」というなら、それは「神風特攻隊」と何が違うんですか。
林:そうですよね。
石破:もし国会で「敵基地を攻撃する能力を持て」と決めてくれれば、装備が持てるようになります。
林:今だったら国民の理解も得られるんじゃないですか。
石破:私は、日本は敵基地反撃能力を持つべきだと思っていますし、自民党としてもそう提案しています。たとえば先の衆院選で、自民党が「敵基地反撃能力を保有すべきだ」と言って、国民がそれを支持したなら、そういう決断がなされたでしょう。
林:安倍総理、そこまでの強い意志はなかったような気がしますが?
石破:今回、細かい政策の話をして選挙をしませんでしたからね。選挙のタイミングではできませんでしたが、これからも自民党としては「敵基地反撃能力を持つことを認めてください」とか、「憲法9条をこう変えたいと思います」とか、具体的に提示していくつもりです。
林:ところで、来年は総裁選ですけど、「もうそろそろ総裁になってもいいな」と思ってらっしゃいます?