ちなみにカップリング曲の「逆賊ブルース」は、都知事を思わせるフレーズはないが、
<天の言葉に背いてまでも 俺の背中に矢を放っても 君が欲しいものはなに? 錦の御旗はどこにあるの?>といった、こちらもいろいろ考えさせられる内容となっている。
「豊洲の女」は“ご当地ソング”としても注目されているようで、
「豊洲に住む友人が、ジャケットに自分のマンションが映り込んでいたと、大喜びでした」(藤井参与)
6月1日の発売からじわじわと人気が広がり、アマゾンの歌謡曲部門で売り上げ2位を記録したという。
小池都知事は、築地市場を豊洲に移転して築地を再開発する方針だ。7月2日には都議会議員選挙の投開票があり、移転問題に注目が高まる。
「都知事を扱うニュースのバックに流してもらいたいですね」
という適菜さん。
移転問題に頭を悩ませてきた“豊洲の女”は、果たしてどう思っているのだろうか。(本誌・太田サトル)
※週刊朝日 2017年7月7日号に加筆