昨年10月、イベントに登場した市川海老蔵(右)と中村獅童 (C)朝日新聞社
昨年10月、イベントに登場した市川海老蔵(右)と中村獅童 (C)朝日新聞社
6月9日、自主公演「ABKAI 2017石川五右衛門 外伝」の公開舞台稽古後に行われた囲み取材の一幕 (撮影/写真部・大野洋介)
6月9日、自主公演「ABKAI 2017石川五右衛門 外伝」の公開舞台稽古後に行われた囲み取材の一幕 (撮影/写真部・大野洋介)

 初期の肺腺がんを患っていることを公表し、今月上旬に手術を終えて退院した歌舞伎俳優の中村獅童(44)について、友人の歌舞伎俳優・市川海老蔵(39)は9日、退院後に電話で会話したことを明かした。

【写真】公開舞台稽古を終えた海老蔵ら

 電話では「タイミングが合えばお茶をしに行こう」と話したという。

 9日から25日まで東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで開かれる自主公演「ABKAI 2017石川五右衛門 外伝」の囲み取材で、記者団の問いかけに答えた。

 海老蔵は獅童ががんを公表した5月18日に、「友達の病」というタイトルでブログをエントリー。「かなしかった。最初に聞いたとき、自分の事のように。必ず元気になって共に舞台に立つと友と強く約束しました」と綴っていた。

 今回の自主公演では、長女麗禾ちゃん(れいか、5)と長男勸玄くん(かんげん、4)が通行人役で出演することをブログで明かし、注目を集めている。同じくがんで闘病中の妻・小林麻央さん(34)にはビデオなどで舞台を見てもらうのかという記者の質問には「見せないですよ。通行人の役で、歩くだけなので」とも。

 親子3人の共演は「今日の夜か、明日の昼の公演に1回ぐらいは出るんじゃないか。せがれや娘の浴衣の衣装は準備しています」と笑顔で話した。

 この日は、海老蔵が麻央さんの乳がんについて明かした記者会見からちょうど1年。共演がかなえば、きっと自宅で療養中の麻央さんの力になるはずだ。

週刊朝日オンライン限定記事