中川梨花(なかがわ・りか)/14歳でタレント(女優)のオーディションに応募して15社がスカウト。テレビ北海道「スイッチン!」にアシスタントとして出演中。「写真甲子園(仮)」で映画初出演予定(撮影/写真部・加藤夏子)
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 昨夏に広島県で開かれた「全国高校総合文化祭」の弁論部門で、戦争をテーマに論じて最優秀賞に輝いた女優の中川梨花。北海高校(札幌市)3年生。地元・北海道を中心にタレント活動をしてきたが、17年は拠点を広げて飛躍をめざす。

中川:今はテレビ北海道の生放送の情報番組に出ていますが、緊張しやすいので、ドキドキです(笑)。笑顔のお稽古もしています。人前であがらないようになったら、もっと「今」を楽しめるので、そうなりたい。

──北海高校は昨夏の甲子園で準優勝しましたね。

中川:はい、とっても盛り上がりました(笑)。そして、私は高校最後の弁論で優勝でき、うれしかった。(戦後70年の)一昨年に沖縄を初めて訪れ、なぜ?と感じることが多く、原稿を100枚以上書いて推敲しました。戦争を直接知らない私たちの世代が広島で戦争を語ることに戸惑いもありましたが、挑んでよかったです。

──もともと書いたり、話したりするのが好き?

中川:子どものころから思ったことをノートに書く習慣があって。次第に自分の考えを大勢に伝える仕事に就きたくなり、(それができる)芸能界をめざしました。

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