2017年の1年間を明るく元気にしてくれそうな顔ぶれ100人の中から、今回はスポーツ選手についてご紹介する。
日本ハムの大谷翔平のメジャー行きが、今年カウントダウンに入る。シーズン後のポスティング移籍を、球団が昨年認めたからだ。
そこで、球界の“ポスト大谷”を探すと、「万人受けするのは、楽天のオコエ瑠偉ぐらい」との声が多い。1軍レギュラー定着を問われる年だが、「梨田監督は使いますよ。オコエは、いれば必ず目立ちます(笑)」(ベテラン記者)。
もう一人の候補は、早稲田実業の清宮幸太郎。プロ入りか早大進学かを決断する人生の分岐点の年になる。メジャー志向があり、実現には大学進学は遠回り。しかし、逸材を早稲田グループは手放したくないはずだ。
壁を突破するには、甲子園で誰もが認める大活躍が必要とみられる。選抜は当確の早実だが、夏の大会も含め、活躍ぶりに注目したい。
サッカー界では、鹿島アントラーズの柴崎岳に注目。クラブW杯決勝、本気で勝ちにきたレアル・マドリード相手に2得点した。世界に名前を売り、海外移籍が確実視される。好不調の波から、日本代表のレギュラーになれなかったが、ステップアップできるか。移籍先が気になる。
もう一人、FC東京の久保建英の飛躍にも期待だ。バルセロナの下部組織で鍛えられ、通称“和製メッシ”。若年層は逸材でも伸び悩むのが日本の傾向だが、その壁を突破できるかどうか。