役柄が与えるイメージをいとも簡単に崩してしまった事件とも言えよう。前橋市のビジネスホテルで女性従業員に性的暴行をし、けがを負わせた容疑で逮捕された俳優高畑裕太。その後不起訴処分となり、埼玉県の心療内科の専門病院に入院。母淳子がふとんを持参して病院に駆けつけていることなどが報じられた。
今後、裕太はどうなるのか。芸能評論家の三杉武氏はこう語る。
「お母さんが『芸能界を引退させる』と言った手前、当分、表舞台には出られないでしょう。ほとぼりの冷めたころ、お母さんが役員を務める劇団青年座の裏方スタッフとかはあるでしょう」
一方の母淳子の前途も多難のようだ。芸能リポーターの石川敏男氏は言う。
「お母さんが仕事ができなくなってきているというのが現実です。今月終えた主演舞台は全うできましたが、この後に、彼女を主役にしたお芝居はなかなか出てこないでしょう」
カジノ法が成立した今月からさかのぼること8カ月。違法な闇カジノ店に出入りしていた男子バドミントンのエース桃田賢斗は、リオ五輪への道を断たれた。日本バドミントン協会は、桃田に無期限の競技会出場停止処分を科した。
桃田はどうしているのか。所属するNTT東日本・広報室の中野宏氏は社内での様子を、こう答える。
「桃田は福利厚生業務一般を行っています。午前中に出社して、午後から夜7時ごろまで練習をし、寮に帰る生活を送っています。上司が『会議メモを取るのがうまいんだよ』って褒めていましたね。すれ違えば、しっかりとあいさつもする。仕事を通じて、社会人の素養を学んできているな、と感じます。高卒入社4年目の22歳ですからね」
以前はなかったような態度も見受けられるようになったという。
「熊本の被災地支援で開催したバドミントン教室が印象的でしたね。ネットを積極的に張ったり、ポールを立てたり。プレーをしないときには、得点板まで走って得点をめくったりしていた。トップ選手のああいう姿は見たことがなかったので驚きました。真摯(しんし)に取り組む新生“桃田”ができつつあります」(同)
復帰はいつか。