【3】ファーストガンダムは打ち切り作品だった。


 1979年から放映のガンダムは、全52話の予定が43話に短縮されての放送だった。本放送当時、視聴率が低迷したことに加え、オモチャなど関連グッズの売れ行きが伸びなかったことが理由とされている。ガンダムが社会現象的ブームになるのは再放送によるもので、バンダイからのガンプラ発売も放送終了後だ。

【4】“赤い彗星”なのになぜピンク?
“赤い彗星”の異名を取る、シャア・アズナブル。作中、“赤いモビルスーツ”というセリフが何度となく登場するが、どちらかというと“ピンク”。当時、制作にあたった日本サンライズ(現サンライズ)で、ピンク色のセル画用塗料が大量にあったことが理由だという。そのため、ガンダムのビームサーベルやジオンのモビルスーツのカメラアイ、ホワイトベースの女性クルーの制服、爆発時の炎など、ピンクの使用頻度は意外に高い。

【5】一番高価なガンプラは?
 これまで千種以上のガンプラが発売されているが、限定品などをのぞく一般販売商品で最も高額なガンプラは、「1/144 HGUCガンダムGP03デンドロビウム」。OVA作品「機動戦士ガンダム0083」に登場する機体で、定価3万240円。本体のガンダムが巨大なユニットに収納されているような状態で、全長は1メートルにもおよぶ。その姿は、さながら紅白歌合戦での小林幸子と“メガ幸子”のようでもある。「ガンダムユニコーン」の最終回に登場したラスボス的機体、「ネオ・ジオング」も“メガ幸子状態”で、1/144でありながら高額の2万7千円だ。

 他にも、アムロ・レイの本名からガンダムにヒゲが生えたトリビアも。君は知っていたか?

週刊朝日  2016年5月27日号より抜粋