「半壊にも幅がありますので、何とも言えないですね。一部損壊の場合は入れる可能性が高いと思います」(同)
地震保険に詳しい、備え・防災アドバイザーの高荷智也氏はこう話す。
「すでに壊れて住むことができない半壊状態だと、おそらく加入できないと思いますね。一部損壊は程度によるとしか言いようがありませんが、全然損害を受けていない家なら、入れる可能性があります。次は来るかもしれないわけですから、保険に入るのは理にかなった行動です」
保険料の負担の重さから、地震保険に入らず、火災保険しか加入していないケースもあるだろう。
「そもそも、持ち家というのは贅沢品なんですから、火災保険と地震保険は最大限にかけること。その支払いが大変だという方は、賃貸住宅にしたほうがいいと思います」(高荷氏)。(本誌・上田耕司)
※週刊朝日 2016年5月6-13日号