プロレス団体「プロレスリング・ノア」に所属していたプロレスラー、泉田純太朗さん(50)が詐欺被害にあった。その額、なんと約8800万円。事件の初公判が4月11日、横浜地裁小田原支部である。
泉田さんは昨年5月、知人で神奈川県小田原市の無職、成田真美容疑者(45)を、詐欺容疑で神奈川県警に刑事告訴。その後、同容疑で成田容疑者は逮捕、起訴された。初公判を前に泉田さんが本誌に胸中を独占告白した。
「2009年6月、ノアの創始者であるプロレスラーの三沢光晴さんが亡くなったんですが、その数カ月前から成田容疑者から『お金を貸してほしい』という依頼があったんです。彼女はノアの支援者だったので、すっかり信用してしまいました」
泉田さんによれば、成田容疑者からこう頼まれた。
「うちに国税の査察が入り、財産が凍結された。お金は20億円ぐらいあった。相続税4千万円を払えば、凍結が解除される。1週間から10日で返すから4千万円を貸してほしい」