前年の同集計と比べると、理系全体の志望動向は農・水産学系と工学系で微増したものの、医学系で93%、歯学系88%、薬学系90%、理学系は97%と軒並み減少。

 旧帝大と一橋大、東工大といった難関大に目を向けても、大阪大理学部84%、東工大の2類86%、東大の理I、京大の理学部はともに91%と、前年より少ない。

 石原さんはこれを「大きなチャンス」とみる。

「あとは、第1志望校に出願できる勇気があるかどうかです」

 一方、難関大の文系、特に、法学系、経済・経営・商学系は人気を集めて、倍率が高くなりそうだという。 志望校変更には注意が必要だ。石原さんは、「入試科目、入試形式や傾向、問題の難易度、配点などをよく確認して出願してほしい。安易にランクを下げると、厳しい結果になりやすい」と話す。

週刊朝日 2016年2月5日号より抜粋

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