いよいよ夏のボーナスシーズン。普段は手が届かないような家電を購入するチャンスだ。気鋭の家電ジャーナリスト&家電コンシェルジュにおススメのエアコンを選んでもらった。
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節電重視で扇風機が人気で種類が増えているが、エアコンも省エネ機能が進化している。
東芝のプラズマ空気清浄機能付きエアコン「SDRシリーズ」(14畳用24万6460円)は、扇風機並みの省電力(最小消費電力45ワット)で、扇風機のように風が柔らかい。
「エアコンは苦手だが夏は扇風機では暑いと悩む人に向いています」(IT・家電ジャーナリスト 安蔵靖志さん)
三菱電機「霧ケ峰ムーブアイZシリーズ」も注目。体の表面温度を0.1度単位で測り、心地よい風を送る。「ムーブアイ極」という独自のサーモカメラを本体の外側に付けたことで「死角」を減らした。
家電コンシェルジュの神原サリーさんの注目は、脇についた“サイドファン”がデザイン的にも斬新な富士通ゼネラルの「ノクリアXシリーズ」。このサイドファンがサーキュレーターのような役目を果たし、自然な気流を起こす。
「機械的な空気の撹拌ではなく、そよ風のような感じ。静かなので寝室にも置けて、止めると暑い、つけっぱなしだと寒くて起きるという不毛な戦いが終わりますよ。暖房時には風が足元にそよそよと回り、床暖房みたいになります」
高機能エアコンは、冬場に「使える」ものも多い。
※週刊朝日 2015年6月26日号より抜粋