新聞社によって対応は分かれ、3万円を払って取材した社もあった。
「ウチはとりあえず聞いておこう、という判断で記者を行かせましたけど、真新しい話は出なかったようで……なでしこ関係者は前回W杯の優勝で天狗になってしまった面があるのでは」(前出の記者)
所属事務所の社長は、本誌の取材にこう反論した。
「合同取材の当初の参加予定は5社で、3万円は私や澤のメイク担当者の出張費、会場代などを考え、ぎりぎり赤字が出ない計算。その条件で『喜んでやります』と言ってもらっていた。後から参加を希望してきた社の中で不満を持つ方もいたようですが、こちらが赤字を出してまで取材をセットしなければならないとも思えないし、余剰のお金が出たら選手の出演料にするつもりでした。費用の明細を作り、誤解があるなら解きたいと思っています。今さら会見で儲けようなどと考えるわけがない。お金の話が独り歩きして選手が傷ついたら悲しいことです」
スターはつらいよ……。
(本誌取材班=一原知之、小泉耕平、牧野めぐみ、山岡三恵/今西憲之、黒田 朔)
※週刊朝日 2015年5月29日号