「やまびこ打線」を爆発させ、池田高校を甲子園で春夏合わせて3度の全国制覇にみちびいた、蔦文也監督。2001年にこの世を去った蔦監督が、「つたはーん」というキャラクターとして地元の徳島県三好市に帰ってきた。
「昨年、池高が27年ぶりに春の選抜高校野球大会出場を決めたときに、『蔦はんが池田の街を歩いてたらおもしろいな』と」
と、つたはーんの企画者、阿波池田商工会議所青年部・まちおこし委員会委員長の手塚知二さんは言う。
大きなおなかに、頑固そうな「への字」口。ユニホーム姿には懐かしさを覚える人もいるだろう。お披露目で市内の商店街を歩いた際には、ご本人の「酒飲み」キャラも忠実に再現(?)し、飲み屋をのぞくアドリブも披露した。
デザインは、青年部メンバーで地元のイラストレーター・横山篤志さん。
「青年部には蔦さんの教え子たちもいるから、みんなで横山さんの家に押しかけて、夜遅くまで、あーじゃないこーじゃないと言って」(手塚さん)