毎年6月第3日曜日は「父の日」。今年は15日です。しかし母の日に比べて認知度は圧倒的に低く、気づいたときには終わっていた、なんて経験もあるのでは……。
祝われることをひそかに期待するお父さんたちに、実際何が贈られているのか。
流通大手イオンによると、父の日の売れ筋商品は1位が衣料品(主にポロシャツ)、2位が酒、3位が食品。ちなみに母の日は1位が花、2位が菓子、3位が衣料品。微妙に違ってはいるが、想定の範囲内という印象だ。そこで今回の子どもがいる40歳以上の男性342人に実施した本誌のウェブアンケートでは、パパの本音を知るために「父の日にもらって困ったもの」を聞いた。
1位は「肩たたき券」「お手伝い券」で、23人が回答した。理由をたずねると「実際に頼むと面倒がられた」(40代)、「こちらが使いたいときに子どもが応じてくれない」(40代)と悩ましい声が上がる一方、「もったいなくて使えず、20年以上前に有効期限が切れたものを今でも持っている」(60代)とほほ笑ましいコメントもあった。
2位は「花」で、21人が選んだ。母の日の定番だが、「手入れが面倒」(80代)、「枯れてしまう」(50代)と、評判はいま一つ。
3位は、「飲めないのに酒」(70代)、「サイズの合わないシャツ」(60代)、「派手すぎる服」(60代)など、本人の好みやニーズをまったく把握していない品々。
このほか「カエルの着ぐるみ」(60代)という“受け狙い”も敬遠されたほか、「父の日なのにお返しを期待された」(40代)、「予算オーバーでその分を払わされた」(50代)、「自分でプレゼントを買ってきて、子どもたちに“父の日だから”と代金を請求したら断られた」(60代)という悲哀を明かした人もいた。
※週刊朝日 2014年6月13日号より抜粋