年末が近づくと「やらなくちゃ!」とプレッシャーがかかる人も多い大掃除。ベストセラー『「捨てる!」技術』の著者で「家事塾」を主宰する辰巳渚さんが、「不要なものを捨てる!テクニック10カ条」を紹介してくれた。
(1)見ないで捨てる
雑誌、カタログや資料、段ボールにしまいっぱなしの荷物は、そのまま捨てれば1秒で済む
(2)その場で捨てる
ダイレクトメール、空き箱などを「とりあえず」とっておくのは厳禁。手に取ったときに判断
(3)一定量を超えたら捨てる
洋服ダンス、本棚、下駄箱、食器棚などに入りきらなくなったらピックアップ。モノの新旧交代を促す
(4)一定期間を超えたら捨てる
3年使わなかったモノはいらないと自分なりの期間を設け、過ぎたら問答無用で。中身は見ない
(5)定期的に捨てる
保証書類などの期限があるもの、レシート類は週末や月末、年末などとタイミングを決めて処分
(6)使い切らなくても捨てる
化粧品や薬、試供品などは新しいものに目移りする。「1回使えば十分」程度の割り切りが必要
(7)捨てる基準を決める
新品を買ったら古いモノを捨てる、宣伝が入ったノベルティーや景品は捨てる、とルールを設定して実行
(8)捨て場所をたくさんつくる
リサイクルショップに持ち込む、食べきれないお菓子を会社で配る、洋服は廃品回収など、複数の処分方法をつくる
(9)小さなところから始めてみる
食卓にだけはモノを置かない、この引き出しだけは不用品を入れないなど、キレイを保つ経験を積み重ねる
(10)誰が捨てるか役割分担を決める
新聞は夫、台所は妻など責任者を決める。家族にも「捨てていい?」と言いやすくなる効果あり
(1)について辰巳さんは、「たまる一方の資料や雑誌、段ボールに入れっぱなし状態のモノは、さほど必要がないからたまる。いちいち中身を確認していては切りがないので、見ないで捨てる、あるいは一定期間経ったらまとめて捨てるルールをつくっておきましょう」とアドバイスする。
※週刊朝日 2013年12月20日号