民自両党の党首選では様々な新しい「永田町用語」が生み出され、飛び交った。「党首選版」流行語の数々をご紹介しょう。
●民主党編
【細野なら】
民主党議員が一度は夢見た細野豪志首相誕生。内閣支持率が50%を超え、即衆院解散、政権維持と「妄想」を語る人が少なくなかった。
【離党予備軍】
衆院での民主党過半数割れが現実味を帯びるなか、主に原口一博元総務相の陣営に集結。「俺の地域ならどの党に行けばいいか」と日々周囲にヒアリングを重ねる「お騒がせ軍団」となった。
●自民党編
【石破でしょ】
接頭語は「選挙を考えたら」。本人のことが好きなわけではないが、「5人の総裁候補の中では」という消極的支持。
【これで票が伸びた】
森喜朗元首相がテレビなどで石破茂氏をこき下ろすたびに、石破陣営から漏れた喜びの言葉。長老のご託宣は世論とは正反対だった。
【平成の明智光秀】
石原伸晃氏のこと。幹事長なのに谷垣禎一前総裁の再選を支持せず、自らが立候補。これがケチのつき始めで、街頭演説で「谷垣さんのことはどうした~」とのヤジも。
●番外編
【ところでみんなの党は代表選やるの?】
党分裂の危機の中、9月28日に渡辺喜美代表(60)が無投票再選。注目度ゼロだけど、おめでとうございます!
※週刊朝日 2012年10月12日号