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お笑い芸人の方々がYouTubeに進出しています。なかでも注目すべきは、宮迫博之さんと江頭2:50さんのチャンネルです。同時期にスタートしたチャンネルですが、両者には大きな違いがあります。
現在、宮迫さんのチャンネルは登録者数59.2万人、江頭さんは158万人です(2月18日時点)。
同じお笑い芸人ジャンルですが、両者のチャンネルは全く違う運営がされていて、この違いが登録者数だけではなく、動画の再生回数にも数字の差として明確に現れています。
まず、宮迫さんのチャンネルの動画の再生回数は、1本あたり27万回~482万回で、一番再生されているのは最初に投稿した動画です。最初に投稿した動画が最も再生され、その後の動画の回数が落ちる現象は芸能人や知名度のある方がYouTubeに進出した際に、頻繁に起こります。
なぜなら、最初の動画は知名度の影響で再生されるからです。YouTuberとしての本領を測るのは、その後の動画たちの再生回数です。知名度ではなく動画の質やコンセプトでどれだけ再生させるかが肝なのです。
一方、江頭さんのチャンネルの動画の再生回数は、1本あたり110万回~455万回、最も再生されている動画は5本目に投稿した動画です。全ての動画が100万回以上再生されており、最初の動画より再生されたヒット動画もあります。動画にも演者にもファンがついている、YouTuberとして最高の状態です。私見ですが、YouTubeに参入した芸能人の中で最も成功していると思います。
なぜ、宮迫さんと江頭さんのチャンネルにはこのような差がついたのでしょうか。この点について解説します。
私が言うまでもなく宮迫さんも江頭さんも演者としては一流です。彼らの話し方やテンポや間の素晴らしさは、YouTuberでは太刀打ちできないプロの領域です。お二人とも芸歴も長く、笑いのプロであり素晴らしい演者である、ということを踏まえて、YouTuberとしての活動について解説します。