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野球解説者の野村克也さんが11日、死去したことがわかった。84歳だった。
現役時代は南海ホークス、 ロッテオリオンズ、西武ライオンズなどで捕手を務め、1957年に本塁打王、65年に戦後初の3冠王を獲得した。80年に引退後はヤクルト、阪神、楽天などの監督を歴任し、優勝4回、日本一に3回、数々の名選手を育てあげた。
昨年11月、AERA.dotの取材(野村克也氏がボヤく深刻な捕手不足「みんなかっこいいポジションをやりたがる」)で、捕手の魅力についてこう説いた。
「捕手は第二監督なんだよ。守備についたら一球ごとにサインを出して、野球というドラマの脚本を書いているんだ。巨人V9のときの森祇晶とか、西武黄金時代の伊東勤とか、南海のオレとか。そういう名捕手は出ないもんかね」
(AERA dot.編集部)