また、羊山公園は秩父の街を一望できることから、芝桜だけでなく一年中楽しむことができます。芝桜の季節が終わると、秩父の街ではポピー、アジサイ、ハスの順に様々な花を楽しむことができます。サイクリングで、これらの花の自然の風を感じるのはいかがでしょうか?
秩父名物であるわらじかつ丼や豚みそ丼、ホルモン焼きなどの有名店巡りにも、自転車があると便利ですね。
最近では、アニメの聖地巡礼も盛り上がっており、秩父を舞台にした人気アニメ映画『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ』『空の青さを知る人よ』の聖地巡りにもレンタサイクルが便利です。ぜひ、利用してみてくださいね!
■「秩父漫遊きっぷ」でお得に旅を楽しもう!
さて、ご紹介した西武秩父線の観光スポットに「もっとお得に出かけたい」という皆さま! そんな皆さまにおススメするのが「秩父漫遊きっぷ」です。このきっぷは、西武線発駅から西武秩父駅までの往復乗車券と、
●西武秩父駅前温泉「祭の湯」((1)温泉エリア入館券 (2)フードコート食事券 (3)物販エリアお買物券)
●バス((4)秩父ゾーンのバスフリーパス2日間 (5)三峰神社行き急行バス※片道)
●レンタカー((6)レンタカー特別料金)
の6つの中からひとつ選んで利用できる「漫遊まる得クーポン券」がセットになったきっぷです。
秩父漫遊きっぷの提示で秩父エリアの協賛施設・協賛店が割引料金で利用することができるんです。有効期間は2日間。しかも、高麗(こま)から西武秩父間は乗り降り自由なのです。これまで紹介した秩父神社や氷柱など……沿線の人気スポットをまるっとお得に周れるのです! 別途特急券を購入すれば特急「ラビュー」に乗車することもできます。
また、西武秩父駅に隣接する「祭の湯」は、女性同士だからこそ一緒に楽しめるスポットです。秩父のシンボルである武甲山(ぶこうさん)も露天風呂から眺めることできます。旅の最後は、ゆっくり疲れを癒しながら、裸で赤裸々トークに花を咲かせるのもいいですね。
「祭の湯」にはフードコートもあり、秩父名物であるわらじカツ丼やくるみ蕎麦、ホルモンや地酒まで、秩父の魅力がギュッと詰まった場所です。地酒は飲み比べセットなど気軽に飲めるものもありますので、お風呂上りに一杯飲むのもいいですね!
ぜひ、お友達と一緒に秩父への鉄道旅を楽しんでくださいね!(文/古谷あつみ)
〇古谷あつみ(ふるや・あつみ)/1986年、大阪府生まれ。小学校の社会科見学で車両基地に行ったことがきっかけで鉄道ファンに。専門学校卒業後、東海道新幹線の車内販売員、JR西日本の駅員を経て、「鉄道の楽しさをPRしたい」と鉄道タレントとしての活動をはじめる。テレビ番組や鉄道雑誌、Webなどで鉄道の魅力を伝えるかたわら、公立高等学校で非常勤講師を務める。