



「2030年、AIは突如暴走し、人の生きる価値を選別して殺戮を開始する―――。」
こんな背筋が凍るような世界を描くのは、2020年1月31日公開の映画「AI崩壊」だ。10年後、AIが社会インフラになった日本で、突如暴走したAIに人々が翻弄される姿を描く。
映画公開を前に、主演の大沢たかおさん(51)・賀来賢人さん(30)・岩田剛典さん(30)が撮影の舞台裏を話してくれた。
――「AI崩壊」はどのような作品ですか?
大沢:AIをテーマにしたパニック映画です。10年後の日本が舞台ですが、もしかしたら2,3年後には起こるかもしれない内容です。みなさんがこれまで観たことのないような大作に仕上がっています。
――撮影でのお互いの印象を教えてください。
大沢:賀来くんはすごく誠実に撮影に臨む人だなと思いました。その印象は最後まで変わらなかったです。集中していて、いい意味での緊張感も持っている。賀来くんは僕の義理の弟役なので共演シーンが多かったのですが、役やセリフの一つ一つにこだわりを持って取り組んでいて、僕が話しかけられないくらい緊迫していることもあった。そこにはいい刺激を受けました。
岩田くんは、最初と最後の大切なシーンで共演したのですが、撮影が2カ月くらい間が空いていたんです。難しい環境での芝居だったと思いますが、モチベーションを保ってミスなくこなしていました。ものすごく感心したし、尊敬しています。
賀来:大沢さんとはたくさんお話しさせていただきました。芝居だけでなく、現場での過ごし方とか、今の自分の年齢の時に大沢さんが仕事に対してどう向き合っていたのかとか聞きたいことがありすぎて、質問攻めにしてしまったこともあります。大沢さんがいれば大丈夫だという安心感があって、撮影ではいつも引っ張っていただきました。
実は、岩田くんとは同い年なんです。自分にはない華やかさがあって、すごく堂々としている。自分ももっと落ち着いた人間にならないとなと思いました。
岩田:全然そんなことないですよ(笑)。