2016年2月に覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕され、執行猶予中の元プロ野球選手の清原和博氏(52)が7日、公開トライアウト「WorldTryout2019」で「監督」として、”球界復帰”を果たした。平日の開催にも関わらず、球場には清原氏のファンら300人ほどがかけつけ、「キヨ頑張れ!」などと声援を送っていた。
トライアウト後の会見では、6日に覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された元タレントの田代まさし容疑者について語った。
以下は会見全文。
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――今回の監督就任は今後の人生の活力になりますか?
こういう機会を与えてくれたことにすごく感謝しています。久しぶりに球場に足を踏み入れて、若い人たちがプレーする姿をみて、自分に本当に力を、彼らたちも夢を追いかけて頑張っていますし、自分もがんばらないといけないなと思いました。
――スタンドからは多くの声援が聞こえてきました。
引退してから初めてだったので、声援を浴びるということが、本当に、選手時代は当たり前のように思っていましたが、あらためてファンの声援は力を与えると感じました。
――野球に関わっていきたいという思いは強くなったか?
まずは30日に神宮であるトライアウトに集中して準備したいと思っています。
――お子さんに報告はしましたか?
いや、自分からはしていません。どうでしょうかね。まあ自分方はしていないです。
――父親として野球に関わっている姿をみせたいという思いはありますか?
約3年以上、もっと野球から離れている。本格的にプレーする若者の姿をみましたし、自分も野球に携わっていきたいと思いました。
――PL学園の選手がいて、清原に憧れているという選手がいた。何か思いは?
試合が始まる前に控え室であいさつをしてくれて、「まだPLの伝統が守られているんだな」と感じました。自分も若い頃、球場に入るなりPLの先輩を見つけてあいさつに行ったことを思い出した。そういうPLの伝統が引き継がれているということはうれしい。現在、PLの野球部はなくなった状態ですけど、引き継いでくれる若者がいるんだなと思うとうれしい。