視聴者は自分のペースでいろんなメディアを見ているし、好きも嫌いも、人間はみんな自分中心にしたポジショントークです。ちょっと引いた目でその流れを見てみると、氷河期と人気の時期が繰り返されているみたいなものですよね。

 そうだとしても、サンドウィッチマンも華丸・大吉も、芸能界で売れている人にいい人が多いのは本当です。テレビでは怖そうに見える坂上忍さんだって、まあ優しい! 結局は、一般の仕事と同じように、嫌な奴とは仕事したいと思わない、いい気持ちで仕事ができる人が選ばれるということ。どの業界だって、そこは変わらないと思います。

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