バラエティーに引っ張りだこの西野未姫 (c)朝日新聞社
この記事の写真をすべて見る

 AKB48の元メンバーでタレントのAKB48の元メンバーでタレントの西野未姫(20)の活躍が目立っている。アイドル時代は「選抜総選挙」の最高順位が2016年の61位で、お茶の間にその名が浸透しないまま2017年3月に卒業。しかし、最近になって全力なリアクションと歯に衣着せぬ発言でバラエティー番組への出演が増加。知名度が一気に上昇しているのだ。

【写真】ガチ切れキャラの鈴木奈々

 出番が増えている一因は炎上覚悟の直球発言だ。「握手会はゲロ吐くほど嫌い」「AKB48のファンは歯が溶けてる」などの辛辣なコメントで、たびたびSNSが炎上している。そんな毒舌が話題となり、悪役として知名度アップに繋がっているのだが、ネット上では「西野未姫のキャラ好きだ」と好意的な声も少なくなく、全方位から嫌われているわけではないようだ。一体なぜなのか。

「悪口だけでなく、自虐ネタも繰り出すところが一つの要因かと思います。例えば、5月に放送されたバラエティー番組で明かしていた男性に対する悩み。男性と食事をする際はキレイな女性でいたいという願望があるが、いざ料理を食べると美味しさを人に伝えたくなって大げさなリアクションをしてしまい、結局、静かに振る舞うのを諦め、いじられ役に回ってしまうそうです。8月に放送された番組では、男性にフラれた話を披露。両思いだと感じていた人に告白したところ『3カ月待って』と言われ、その後、LINEの返事も素っ気ない文面となり、挙句の果てにはブロックされたとか。そんな、自分をよく見せようとしないところは好感が持てますよね」(テレビ情報誌の編集者)

 また、笑えないほど悲観的な自虐ネタではないところも、バラエティー番組にピタっとハマるのだろう。「ダウンタウンDX」(日本テレビ系、9月26日放送)に出演した際は、炎上発言でファンが減ったと明かし、「10人しかいないんで、今」と笑いを取っていた。

「炎上に関するエピソードからも人間味を感じるんですよ。7月に放送された番組では、炎上しすぎて母親が『なんであんなこと言うの?』と言って泣いたと明かしていました。正月にも炎上し、急上昇ワードが1位『明けましておめでとう』、2位『西野未姫』という事態に。この時も、母親は見てられずに家を飛び出して行ったそうです」(同)

次のページ お茶の間の知名度はまだまだ