7位新田は花園45回出場。向井昭吾(1987年)は、2003年のワールドカップで日本代表監督を務めたが、全敗に終わった。坂田正彰(1999、2003年)は花園で1年から3年までレギュラー選手として活躍し、法政大、サントリーに進んでいる。
7位東福岡は花園に19年連続29回出場している。優勝6回。藤田慶和(2015年)は1年時からレギュラーで活躍して早稲田大に進み、前回のワールドカップでトライをあげている。
ほかに注目すべき高校をいくつかあげよう。
13位慶應義塾。生田久貴(1987年)、村井大次郎(1987年)は花園には出場していないが、慶應義塾大に進んで、生田は大学選手権優勝、村井は準優勝を経験している。生田は三菱商事、村井は丸紅に就職したあと、日本代表に選ばれている。商社にやたら強い慶應らしい。花園は34回出場、2回優勝。
13位佐賀工業は花園に37年連続47回出場している。五郎丸歩(2015年)、山村亮(2003、07年)を生んだ。五郎丸のペナルティーキック、コンバージョンキックを蹴るときの拝むようなポーズは全国的に有名となり、多くの子どもたちがまねをしていた。
26位札幌山の手は日本代表キャプテン、リーチマイケルの出身校である。2004年、ニュージーランドから来日して札幌山の手に入学した。花園は17回出場。
公立進学校出身の日本代表がいる。
中村直人(1999年、京都府立洛北→同志社大)、広瀬俊朗(2015年、大阪府立北野→慶應義塾大)、山田章仁(2015年、福岡県立小倉→慶應義塾大)、福岡堅樹(2015、19年、福岡県立福岡→筑波大)、今泉清(1999年、大分県立大分舞鶴→早稲田大)。このうち、花園経験者は福岡、今泉のみ。