17年には、事務所とのトラブルが発覚。ツイッターで、
「ローラ最近裏切られたことがあって心から悲しくて沈んでいるんだけど、わたしは人には絶対にしない」「黒い心を持った人とは絶対に一緒にいたくない。10年の信頼をかえしてください」
と、つぶやき、ニュースになった。翌年、
「今回LIBERA(所属事務所)とよく話し合い和解をしました。今後、海外ではWMEそしてIMGというエージェントと契約する事になりました。これからも沢山の夢を追いかけて頑張ろうと思います」
として、解決を報告したものの「CM中心、海外志向」という仕事のスタンスに変化はない。
■動物愛護に政治的発言も
というのも、前出のツイートにあるように、彼女は今「沢山の夢を追いかけて」いる。16年には「スッキリ!!」でこんな発言をした。
「オペラも大好きなんだけど、かっこいいポップスとかも好きだからそういう歌も歌いたいなと思うし、料理をもっともっと磨きたいなって思うし、ちょっとゆっくりとした時間を作りたいと思ってる。ティーを飲んでゆっくり考える時間だったりとか、小説を書いてみたりとか」
歌については、12年に出した著書『THE ROLA!!』でも、
「歌はたった数分で人を感動させるし、いろんな気持ちにさせてくれるでしょ? わたしも、いつか、そういう表現者になりたいな~って、ず~っと思ってたの」
と、綴っている。特に、本場の音楽への憧れは強く、そのために英語もマスターした。今年5月には、坂上忍がMCを務める「坂上どうぶつ王国」に登場。ロスの自宅を公開し、移住にあたっての不安やリスクについて、
「もしロスに行っちゃったら 、たぶんお仕事もどんどん失っちゃうとか、あったけど、別にゼロ円になってもいいやっていう気持ちで来た。後悔が一番嫌だなって思って。好きなことを思いっきりやりたいなって」
と、振り返っている。
この「坂上どうぶつ王国」には8月にも出演。ローラがたまに見られる貴重なバラエティとなっている。このときは、アフリカで動物を密猟から守る活動をしている日本人女性を坂上とともに訪ねた。彼女はここ数年、動物愛護などの社会問題にも熱心に取り組んでいるのだ。この番組でも、
「こんなことが起きているから可哀想だ、じゃなく、買わないようにするとか(略)っていう行為が、象を助けるとか、そういうことにつながるから、消費する私たちが考えなきゃいけないってことだよね」
などと発言。つまり、かつてのバラドル的スタンスではなく、文化人的なノリで出て来るのである。そのためか、日本のスタジオには姿を見せず、海外ロケのみの出演だ。